2017年1月22日 admin

そもそもEMCとは何を指すのでしょう

EMCは、電磁両立性という意味を持つ英語略称です。つまり他製品やシステムの誤動作を招いてしまうほど強力な電波を発することなく、強い電波に対して十分な耐性を持つ電磁的に中立な状態である場合、EMCが成り立っていると言えます。逆に言うと、EMCが成り立っていない場合、何らかの形で他製品に影響を与えてしまっているわけです。現代社会に生きる私たちは、多くの電化製品やシステムに囲まれていますから、EMC試験によってそれらの安全性を担保することは非常に重要なんですよ。

妨害強度を調べるエミッションテストとは

規定内のノイズ発生量に留まっているのか調べることを、エミッションテストといいます。実際にテスト対象である製品を動作させることによって、本テストは実施されます。テスト対象によって測定方法は異なるんですよ。たとえば対象がパソコンなどの放射ノイズを発する製品である場合、アンテナによって測定は行われます。対象が放射ノイズをほとんど発しない小型装置である場合、有線を伝って漏洩するノイズ量を特殊な測定器により調べます。いずれにしても、製品によって許容できるノイズ強度は違いますから、試験内容もそれに合わせてカスタマイズされるというわけです。

妨害耐性を調べるイミュニティテスト

EMC試験において妨害耐性を調べることを、イミュニティテストと言います。もうひとつのテスト同様、対象製品を稼働させた上で行われます。テスト内容は非常に多岐に渡っていることが特徴なんですよ。様々な周波数の電磁波をぶつけるテストや、有線による電気的なストレスを与えるテストなどがあります。イミュニティテストは、各国共通の世界的な標準が出来上がっていないため、その内容は国によって大きく違うのが実状です。いずれにしても、その製品の使用状況を想定した耐性テストを行うことが求められます。

EMC試験は装置を徹底的に分析しながら誤作動の調査をしています。ノイズの強さも知ることができるので本格的です。