2017年1月24日 admin

BCP対策ってどういう意味?

東日本大震災をきっかけとして、近年企業の規模や業種を問わず注目されているのがBCP対策です。直訳するとビジネス継続計画となりますが、それでは曖昧すぎるということで、緊急時における事業存続策定という意味で使われています。要するに、東日本大震災クラスの災害がまた起きた時に、事業がストップしてしまわないようにする対策ということです。大震災を想定した対策ということで、防災計画と似たようなものだという誤解もありますが、実は全く別物なんですよ。

従来の防災対策とは別物です

誤解している人や企業が多いのですが、BCP対策は従来からある防災対策とは別物です。つまり誰もが経験したことのある避難訓練などは含まれません。従来の防災対策の目的はあくまでも被害の軽減に過ぎません。被害に対する対応も場当たり的で、復旧に掛ける時間も曖昧なものとなっています。しかしBCP対策の目的は、企業を存続させることに集中されており、復旧時間も具体的に決められるんですよ。従来の防災対策も当然重要ですが、それとは別として企業サバイバルに焦点を合わせているのがBCP対策です。

具体的なBCP対策の策定方法とは

具体的なBCP対策策定における最初は、自社のコア事業の明確化です。コア事業を明らかにしておき、災害が生じた際は真っ先にその復旧に取り組むというわけです。従来の防災対策は、各自が安全に気を付けつつ、出来る限りのことをやりましょうという曖昧な目標しかありませんでした。しかしBCP対策においては、優先順位が明確に決められるんですよ。コア事業を明確化したあとに行うのが、被害想定です。ハザードマップなどを参考として、具体的な災害を想定することが求められます。コア事業を明らかにし、被害想定を具体化させたら、次に行うのが復旧時間の取り決めです。たとえば1週間後に復旧すると決め、そのためには何が必要となるのかを洗い出すわけです。このようにBCP対策は、従来の防災対策とは別物であり、対策を練っていく過程で経営の問題点すら露わになるという特徴を持ちます。ですから現在の事業を回すことで精一杯な中小企業であっても、BCP対策を行うことは非常に有意義と言えるでしょう。

BCP対策としては、業務の仕組みや手順書などを日頃からしっかりと整備していくことが、大切となってきます。